あの頃

2010年8月契約したてのアパート一室のサロンからは、名蔵湾が一望でき、さあ、これからたくさんのお客様に恵まれる！と思っていた私でした。でもそれは直ぐに甘い考えであったことと痛感します。

そのスペースは、人としての在り方を教えてくれる経営道場だったのです。その道場では、初心者など構わず投げ飛ばします。何度も投げ飛ばされると考えるのです。

どうすればお客様に喜んでもらえるだろう？施術以外の事を頑張り始めた時、それこそが商売の基本、

【他人の幸せや他人の喜びを考える】であった事に気がついたのです。

その頃作った写真の美ら旅証明書は、来てくださる観光のお客様に、石垣島のホスピタリティ、感謝の気持ちを伝えたくて作ったものでした。そのほかにも、色々な事を素人ながら試行錯誤しました。

旅の僅かな時間のひとときの出会いであったとしても、それが幸せなのものとして残ったら、またお客様は石垣島に来てくださるだろう。そんな気持ちのおもてなしでした。

お陰様で地元のお客様へも恵まれるようになりましが、リゾート地のスパの特徴として、観光でお越しの新規客が毎月多くを占めます。

その中でも特に気に入って下さったお客様は、島へのリピートの際に、有難い事にスパへもお越しになります。

ただの通りすがりのマッサージではなく、人としての出会い、温かい交流を大切にしたいお客様のご満足を大切にしていきたいと思ってきましたが、

ホテルスパではなく、個人が営むプライベートサロンとしてここまで来れたのも、その様なお客様に恵まれたからです。

観光地で寄ったお店にまた来年も行きたい、また来月も行きたい、そう感じて頂けるよう、お客様にどうしたら喜んでもらえるのか、をいつも目指して頑張ります。

経営の神様に投げ飛ばされた経験、、、は、必死な自分の熱い塊を思い出させ、そして、その想いは、無駄でなく全てが今に役立って時が経ってもこうやって教えてくれています。投げ飛ばされた自分に感謝です。笑

浜崎町へ移転して2年が過ぎました。感謝申し上げます。

人が喜ぶことをする。

ともすれば、自分の利益、自分の幸せ、自分の喜びだけを優先したいのが人間です。

そうすると、人は、自分が幸せでない時に嘆くしかありません。

人と比べ、嫉妬します。

幸せな時は喜び、そうでない時、嘆くという浮き沈みの多い、心が不安定な日々を過ごすのです。

それは自分の幸せだけを考えているからかもしれません。

他人の幸せ、他人の喜びを考えて生きる。

自分の心からの声、心の幸せも考えて生きる。

そのバランスが大切ですね。